花粉症は春だけ気を付ければいいものではない

2020年01月22日
薬を飲む女性

花粉症に代表されるものとしてスギ花粉があります。スギ花粉は春に飛散するのですが、小さいながらも固い殻があり、花粉を覆っている固い殻が破壊され、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を起こしてしまっています。花粉症を発症しないようにするには、スギやシラカバといった花粉を寄せ付けない、体に取り入れないといったことが必要になります。

花粉症と聞くと、春の花粉ばかりが注目されますが、実は春だけ気を付けていれば大丈夫ではありません。花粉症の場合、秋にも起こることが多く、秋にはブタクサやヨモギ、カナムグラといった雑草類が原因となることがあります。シラカバやスギと同じように鼻水やくしゃみ、鼻づまりを起こしますが、春の花粉よりは症状が軽いことが多いです。これは、スギなどの花粉の場合、風にのってかなり遠くまで飛散するのに対し、ヨモギやブタクサ、カナムグラはこれらの草の近くに行かないと花粉はつきません。遠くから飛散されるのではなく、狭い範囲の中で飛散されるので、近寄らなければ症状が出にくいのです。だいたいスギやヒノキが数10kmほど飛ぶのに対し、雑草類の場合は10mほどしか広がりません。

そして春や秋だけでなく初夏もアレルゲンとなる花粉は存在します。5月から8月の暑い間に飛散するのはイネ科の植物であるオオアワガエリやカモガヤです。この2つの植物は道端にも生育しているのですが、牧草として栽培されている植物でもあります。

そして秋の場合、くしゃみや鼻水がひどくなるもう一つの原因があります。それは昆虫の死骸です。秋はさまざまな虫が死滅してしまうことがあり、ダニなどの昆虫の死骸を吸い込むことによってアレルギー症状が起きます。花粉ではなくダニやカビといったものが原因の場合は、通年性アレルギー性鼻炎などと呼ばれますが、虫の死骸が多くなるのは秋であるので、ある意味季節性と言っても良いでしょう。

春の場合、山の方から飛んでくるので、自分からはなかなか防ぐことができません。ですが、初夏や秋の場合、雑草で反応することが多く、近づかなければ花粉の被害にあうこともありません。そのため花粉が飛散する前に、どこにどの植物が生えているのかをチェックしておくと良いでしょう。早ければカモガヤは5月からキク科のヨモギやブタクサは8月に飛散を開始します。梅雨に入る前と梅雨明け直後に、どこに何の草があるかをチェックをしておくと安心です。